業界最先端「全温度帯×フルライン化」

全温度帯×フルラインで、南九州・沖縄の「食」をまるごと支える

今の食品流通は、常温の商品だけを運べれば足りる時代ではありません。チルドスイーツや冷凍総菜、生鮮の精肉・鮮魚など、商品ごとに「いちばんおいしさと安全性を保てる温度」が細かく決まっています。物流業界では、定温・常温・冷蔵・冷凍の四つをまとめて「4温度帯」と呼び、この4温度帯で保管・輸送できることが食品物流の標準になりつつあります。

タケノシタは、この4温度帯すべてに対応した物流機能と、加工食品・チルド食品・冷凍食品・生鮮・菓子・業務用食材にいたるまでの幅広い商品ラインナップを組み合わせた「全温度帯×フルライン」の体制を整えています。鹿児島・宮崎・沖縄の卸店やスーパー、飲食店に向けて、文字通り「食のことなら何でも任せていただける」総合食料品卸として、日々の商売と地域の食生活を支えています。

「全温度帯」で届けるということ

物流

私たちが扱う温度帯は、単に冷やす・凍らせるというレベルではありません。常温で流通させるべき乾物・調味料・菓子、温度と湿度を一定に保つことで品質を守る定温帯の商品、−5〜5℃前後の冷蔵帯で鮮度を保つ精肉・鮮魚・乳製品、−15℃以下で品質を固定する冷凍食品やアイスクリーム。それぞれの温度帯で、求められる設備や管理の厳しさは大きく異なります。

タケノシタは、鹿児島市錦江町と沖縄県内に低温センターを構え、冷蔵・冷凍を含む低温度帯の商品を24時間体制で取り扱う物流拠点を運営しています。これらのセンターと常温倉庫を組み合わせることで、4温度帯すべてを自社グループ内で一貫管理できる体制を構築し、離島を含む広いエリアへ安定供給を実現しています。

温度帯を細かく分けて運ぶことは、ただ手間が増えるだけではありません。
チルド肉の色やドリップ、生鮮魚の香り、冷凍総菜の食感、チョコレートの口どけ。これらはすべて、物流途中の数度の温度差で大きく変わってしまいます。タケノシタは、温度帯別の倉庫区画・車両・コンテナを使い分けることで、「メーカーが設計した品質」と「お客様が店頭で手に取る品質」の間にギャップが生まれないよう、コールドチェーンの要となる部分を担っています。

「フルライン流通」というお約束

物流

全温度帯対応の上に、タケノシタが大切にしているのが「フルライン流通」。
フルラインとは、特定のカテゴリーやブランドだけに偏らず、一般加工品・チルド食品・冷凍食品・生鮮品・菓子・業務用食材まで、食に関わるあらゆる商品をワンストップで供給できる状態を指します。タケノシタは、鹿児島・宮崎・沖縄の小売店や飲食店に対して、こうしたフルラインを組み合わせた総合食料品卸として事業を展開してきました。

これにより、お客様は「常温はA社、冷凍はB社、生鮮はC社…」というように取引先を分けなくても、タケノシタ一社にまとめてご相談いただけます。発注、納品、請求、在庫データのやり取りがシンプルになり、バックヤードの事務負担や物流対応に追われる時間を大幅に削減できます。その分、売場づくり、メニュー開発、接客・サービスなど、現場がお客様と向き合うための時間を増やしていただけます。

フルラインで扱っているからこそ、カテゴリーをまたいだ提案も得意です。冷凍主菜とチルド惣菜、常温の調味料を組み合わせたミールキットの棚づくりや、観光客向けの土産菓子と冷凍スイーツを一体で売り場設計するなど、「売場全体でどう魅せるか」を一緒に考えることができます。

全温度帯×フルラインが生む、ひとつ上の安定供給

物流

今の流通業は「全温度帯の取扱い、フルライン化がポイント」と言われています。タケノシタは、まさにその条件を、鹿児島・宮崎・沖縄・離島という難易度の高いエリアで具体的な形にしてきました。

離島向けの物流では、船便の欠航や遅延が避けられません。常温商品だけであれば「少し多めに置いておく」ことで凌げる場面もありますが、チルドや冷凍の商品は、在庫を積み過ぎればロスが増え、絞り過ぎればすぐに欠品します。タケノシタは、各温度帯ごとの回転スピードや賞味期限、船便ダイヤや台風シーズンの傾向などを踏まえて、店舗ごとの在庫設計をサポートしながら、全温度帯の商品を切らさず運ぶためのオペレーションを組み立てています。

鹿児島・宮崎・沖縄本島に加え、種子島・屋久島・奄美群島、そして沖縄先島諸島までをカバーする離島ネットワークの上に、常温~冷凍までの全温度帯物流とフルラインの商品群が乗っていることで、「離島だから、この程度の品揃えで仕方ない」というあきらめを、少しずつ減らすことができると私たちは考えています。

品質・安全・効率を同時に高めるためのインフラとして

物流

全温度帯×フルラインの体制は、単に「たくさん扱える」「何でも運べる」という量の話だけではありません。
温度管理が適切であればあるほど、食品の廃棄は減り、売場での鮮度やおいしさは上がります。品質のぶれが少なくなることで、お客様からの信頼やブランドイメージも安定します。一方で、温度帯ごとの倉庫や車両をバラバラに運用していては、コストも環境負荷もかさみます。全温度帯を一体で設計した物流拠点とルート運行を組み合わせることで、積載効率を高めながら、余分な輸送や中継を減らし、CO₂排出削減にも貢献することができます。

タケノシタの高機能物流拠点では、リードタイム短縮、誤納ゼロ、ローコストオペレーション、情報管理を軸に、多品種・小ロット・高頻度オーダーへの対応を進めています。全温度帯の商品を適正在庫で管理し、翌日納品データを自動処理して配送コースと連動させる仕組みは、フルラインの品揃えを支える“縁の下の力持ち”です。

「食のことは、まずタケノシタに相談してみよう」と思っていただくために

物流

全温度帯×フルライン――それは、食品卸としての機能を最大限まで拡張したかたちです。
しかし、私たちが本当に目指しているのは、「設備や機能がすごい会社」と言っていただくことではありません。

離島を含む南九州・沖縄の地域で、いつ来るか分からない台風や災害に向き合いながら、
住む人・訪れる人の「食べる楽しみ」を途切れさせないこと。

新しい商品や売場づくり、業態開発にチャレンジするお客様が、
温度帯や物流の制約に縛られず、自由な発想でビジネスを組み立てられること。

そのための土台として、タケノシタは全温度帯対応の物流と、フルラインの商品・提案力を磨き続けています。

「常温から冷凍、生鮮から業務用まで、まとめて相談できるパートナーがほしい」
「離島や遠隔地でも、都市部に負けない品揃えを実現したい」

もし、そんな思いをお持ちでしたら、ぜひ一度タケノシタに声をかけてください。
全温度帯×フルラインの強みを活かし、御社の“これからの食ビジネス”を、現場目線で一緒に形にしていきます。

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