
就任時、社員の皆さんには「不易流行(変えてはいけない本質的なものを守りつつ、新しい変化も取り入れていく)」の精神で仕事に取り組もうと伝えました。 全拠点の社員・パートの方、約140名と面談して感じたのは、皆が持つ**「真面目さ」と「強い責任感」です。これは創業家が築き上げてきた素晴らしい企業文化であり、絶対に守るべき当社のDNAだと考えています。一方で、これまで社員が「過度に我慢」してきた部分もありました。そこで、部署や拠点の垣根を越えて活発にコミュニケーションを取る**文化を醸成し、誰もが意見や悩みを正直に発信できる環境づくりを進めてきました。無駄な忖度はせず、皆で協力して一つのことを成し遂げる組織を目指しています。
タケノシタだから選ばれる

私たちは「総合食品卸会社」であることにこだわっています。常温・冷蔵・冷凍といった「全温度帯」の商品を扱い、お弁当の容器のような包装資材まで、スーパーに並ぶお酒と薬以外の商品はすべて当社で揃えることができます。 また、各分野に専門の営業担当者がおり、離島を含めた各エリアへ定期的に直接訪問して営業活動を行っている点も、他社にはない強みです。
今後のビジョン


企業理念にもある「地域社会の役に立つ」ことを追求し、「竹之下があるから安心だ」と言われる存在でありたいと考えています。 そのために、2つの新たな挑戦を始めています。 一つは、自治体と連携し、災害に備えるための食料備蓄(ローリングストック)を支援する取り組みです。200社以上のメーカー様との取引関係を活かし、地域の安心・安全な食の備えに貢献したいと考えています。 もう一つは、離島の特産品を全国に届ける仕組みづくりです。これまでは本土から離島へ商品を届けることが中心でしたが、今後は逆に、離島の産品を当社のネットワークを活かして全国へ発信していきたいです。

社員の成長こそが、会社の成長
「良い会社とは、人を成長させることができる会社」だと考えています。社員一人ひとりが自分で考え、行動し、成功体験を得ることで成長できると信じています。そのため、任せられる仕事はできる限り任せ、失敗を恐れずに挑戦できる環境を整えることを意識しています。 また、上司と部下が1対1で面談する機会を年に2回設け、個々の成長を会社としてもしっかりと確認し、次のステップへとつなげる仕組みを整えました。
タケノシタの未来を担う方へ
私たちの仕事は、南九州の「食」を支える、社会になくてはならない仕事です。仕事を通じて「地域に貢献している」「多くの人から感謝される」という大きなやりがいを感じられるはずです。 当社には真面目で責任感の強い素晴らしい社員たちがいます。おかげさまの心を忘れず、地域で一番に選ばれる会社を、ぜひ一緒につくっていきましょう。
2025年11月
代表取締役 林田 洋佳

